がんの免疫療法は、自然の理にかなっている

免疫細胞に託すという方法

がん治療で最近おこなわれるようになった免疫療法は、理にかなった方法だと感じます。がんを外科手術で切り取っても、その手術でできた大きな傷口のために免疫システムがダメージを受け、結局合併症ということで死に至っては元も子もありません。がん細胞がそれ以上大きくならないように、または小さくなるように、免疫細胞に頑張ってもらおうというのが免疫療法です。がん細胞は毎日たくさんできていて、それを消滅させているのが免疫細胞です。

オーダーメイド治療だから

免疫療法は、患者から免疫細胞を取り出し、培養して活性化し、体内に戻します。患者みなが同じ薬を飲む抗がん剤とは違います。唯一無二の患者自身の免疫細胞を注入するわけです。まさにオーダーメイド治療ですね。製薬会社から錠剤を買ってくるだけではないのですから。人体には個人差があり、全員に効く薬というのはありません。2割の人に効くなら驚異的な効き方で、半分の人に効く薬などあり得ないという話も効きます。肝炎の特効薬のインターフェロンは、効いた人が15%でも脚光を浴びていました。

免疫細胞は本来がんに強い

免疫細胞は、日々体内で出現しているがん細胞を死滅させています。その免疫細胞が活性化したら、がんは少なくとも大きくはならないだろう、その状態が続いて、がん細胞と共存し、その状態で生存していけるならよしとする考え方です。がん細胞だけを見るのではなく、全身を見るわけです。患者が生存できる期間を延ばすのを最優先に考えています。がん細胞だけ見たら、切除したいと考えることになりますが。免疫療法は手ぬるいと考えて。

がん先端治療が導入されている医療機関は、全国的に限りがありますが、自費診療の治療のメリットやデメリットを早い時期に確認することが重要です。